般若心経検定 モバイル
・般若心経のすすめ

般若心経は…

神前にては、宝の御経として、
仏前にては、華の御経として、
人間の為には、祈念祈祷の御経として唱えられている、とてもありがたいお経です。


また、観音霊場や国遍路などの霊場めぐりをした時も、必ず読経や納経をされております。般若心経には、不思議なご利益があるからなのです。

自分自身と神仏とを結ぶ事もできる、ありがたいお経…それが般若心経なのです。

般若心経の教えは、空ということはもとより、正しい事を正しく理解し、正しく実践していくことが、心豊かになる方法だということをあらわしています。

般若心経を唱えることにより、人々の迷いや苦しみを取り除き、夢や願いを成就するため、一心に心をこめて祈ることが大事なのです。

このありがたい般若心経をもっともっと多くの方に伝えて頂く事で、その功徳を積み、あなたの願いが成就されて行く事でしょう。

この事を理解して頂き、多くの方に唱えて頂く事をお勧めいたします。


*般若心経の詳細


般若心経は、正しくは『摩訶般若波羅密多心経』または 『般若波羅蜜多心経』といいます。

このお経は、大乗経典(大きな乗り物で人々が救われる教え)の根本経典と言われ、もとは、サンスクリット語でインドで出来たお経の一つが七世紀ごろに西遊記で有名な三蔵法師が漢訳され、日本に伝えられました(漢訳された方は他にも七人ほどいます)。
現在日本で唱えられている般若心経は、玄奘三蔵の漢訳本です。

そしてこのお経は大般若経600巻という経典のエッセンスを短くまとめあげたものと一般的には伝えられています。

つまり、般若心経は、仏教の教えそのもののの悟りの境地を 解き明かし、人間が持つ煩悩(色々な迷いや苦しみ)の世界から 心の知恵によって悟りの世界に行くための実践方法を明かした、 とても御利益のあるお経なのです。


般若心経は、お経の中で最も御利益のあるお経として、宗旨宗派を越えて、読経…あるいは写経を、多くの方が行っております。

特に「色即是空・空即是色」のフレーズにあるように、般若心経は空の境地を解き明かしました。
この空の境地とは、とらわれることの無い心、こだわることの無い偏ることの無い心など、これらの意識を持つことで、全てのことから解放された心の境地になるのです。

この般若心経は、読経したり写経すると、とてもご利益があります。

みなさんに般若心経をもっと正し理解して頂き、みなさんが大きなご利益を頂くことができれば幸いかと思います。


写経の歴史


日本における写経は、天武元年(672年)、「日本書紀」に、奈良の川原寺にて、書生を集一切経を書写したという記事があります。
奈良時代入ると、官立の写経所が設けられ、写経は国家的な事業となりました。
平安時代ごろから、修行のためや先祖供養、諸願成就、病気平癒などの個人写経が始められました。

写経ははじめ、貴族階級中心に浸透しましたが、のちに、一般庶民にも浸透したのが鎌倉時代や町時代でした。


今では、認知症の脳を活性化するのに、写経は最も効果が高いとされています。


写経の作法


・初めと終わりに礼拝をしましょう。
・写経を始める前には、手を洗い、口をすすぎ、着衣を整えます。
・写経は正しい姿勢で書きましょう。
・写経は、一字一字心を込め、今生きている有り難さを感じながら、丁寧に書きましょう。


*写経の書き方


①表題の前は、一行あけます、(表題は一行に書きます)
②一行は、必ず17字にし、本文は16行でまとめます。
・真言は、一行に18字書きます。
・奥代(般若心経)は、一行あけて書きます。
・祈願文は、奥題から一行あけて書きます。
・祈願文から一行あけて、年月日、氏名を書きます。
・氏名の後に、「謹書」「拝書」「書写」などをつけます。


〔誤字・脱字〕
・誤字 ― 誤字の横に「、」(点)をつけ、正しい文字をその行の欄外に書きます。
・脱字 ― 脱字の場所に「、」(点)をつけ、行末の空白に文字を書き込みます。


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